あの日あの時、そして今・・・   明日香 

 

 

私が小学生の時、ベンチャーズが来日して、ビートルズが来日して・・・

日本でもエレキバンド主流のグループサウンズの時代へ。

最初は、日本のGSにあまり興味がなくて洋楽ばかり聴いていたけれど

ザ・タイガースのアルバム「ヒューマンルネッサンス」を聴いて

一気にタイガースに傾倒していきました。

 

そして、初めて出かけた浅草国際劇場でのステージ!

彼らの歌に演奏にルックスに酔いしれての時間・・・

 

その日以来、ジャズ喫茶、ウエスタンカーニバル、テレビ局の音楽番組と

いそいそと出かけ、出かけては次に会える日を楽しみにする日々となりました。

 

その中で力いっぱいドラムに情熱をぶつけていたPEE!

童顔で、可愛らしいイメージがあるけれど、

雑誌のインタビューで垣間見る言葉は

何かを抱えて突っ走っていくイメージ!!

その情熱に吸い寄せられるように

酔いしれるステージ!

 

でも、そんな日々にも終りの時が近づいて・・・

 

最後のアルバムの発売イベントで静かに語ったPEEの言葉。

「愛は無償だ。Give and take ではなくて、Give and give・・・

円を描いてのその時思い描いていた人生観・・・

ファンから送られた文庫本「にあんちゃん」への思い。

当時のPEEの様々な思いが、痛いほど伝わって

その一方、新たな道へ歩んでいく決意を感じられました。

その時の言葉、表情、仕草・・・今でも思い出されます。

 

それから、年明けての武道館。

ビューティフルコンサート!

「最後の声を出して〜」と青春時代最後のステージを

華やかに終え、上着を振って退場して行ったPEE!

タイガースの幕引きでもあったけれど

PEEにもメンバーにもファンにも新たな出発の日でした。

 

 

そして、40年・・・

 

メディアの前に現れてくれたPEE!

その新たな人生の息吹を感じて

同じ時代を(遥か後ろからですが)一緒に歩めたらと思います。

 

 

 今も残る新宿アシベ会館

 階段に並びステージを待つ

メンバーはステージ前後、エレベータ―で移動

 映画「ハーイ、ロンドン」でも出てきたヤングメイツは、

日比谷ツインタワービルの地下に・・・。

 ビルの駐車場〜ファンはここで入り待ち。

メンバーがタクシーで入るとシャッターが降ろされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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